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研究を深め永く伝承を・10月14日「陸羯南会」発足へ

 弘前の「陸羯南会」発足について、青森の東奥日報さんの今日の社説がHPに掲載されていましたので、転載してご紹介させて頂きます。


<研究を深め永く伝承を/「陸羯南会」発足へ

 明治を代表する言論人・陸羯南(弘前出身、本名・中田實)を研究する「陸羯南会」が生誕の十月十四日、弘前市で設立される。

 二〇〇七年に、同市で催された「陸羯南生誕百五十年没後百年記念事業」で「日本」新聞の主筆兼社主だった羯南の存在が取り上げられた。
市の支援を受けた事業で、明治言論界の巨星は県内外の関心を集め理解も徐々に深まった。

 この動きを契機に、「羯南の精神や功績を後世に伝え、『日本』のもとに集った多くの県人の研究を進める必要がある」との機運が強まり、同記念事業の発起人でもある有識者らを中心に設置の運びとなった。

 陸羯南は日本が近代国家へと向かう激動の明治期に、当時の政府の極端な欧化主義に反対し批判、国民精神の発揚と国民の公益と独立を目指す「国民主義」を唱えた。
新聞発行停止などの政府の弾圧や苦境に屈することなく、言論を貫いたジャーナリストだ。

 会発足では羯南研究を掘り下げ、永く伝承していくことが求められる。
今後、一般会員を募っていくというが、幅広い賛同を求めていくべきだ。

 陸羯南は戦後、政治学者の丸山眞男氏の論考「陸羯南-人と思想」により再評価されたといわれる。
それ以前、明治きっての人物評論家・鳥谷部春汀(五戸出身)が「明治期の新聞界における羯南・陸實氏の位置はほとんど絶対的なりといふも可なり」と評したことで知られる。

 羯南研究の出版活動は盛んだ。
〇七年に、同記念事業などの一環として、一八八九(明治二十二)年の創刊時から一九〇六年までの「日本」の社説、著作を網羅した「陸羯南全集」が復刻。
地元出版界からは「陸羯南の津軽」(稲葉克夫著)など、今年四月には東京都の陸羯南研究会の協力で「日本」付録の写真グラフ誌「日本画報」(全四十二号)も再生された。
羯南研究はますます熱を帯びている。

 明治と現代の政治・国際状況は大きく異なる。
しかし、羯南の論は今に通ずるものがあるといわれる。

 明治の激動の一端を知ることは、今の日本、ふるさとを見詰め直し、未来を探ることにつながろう。
羯南とその時代を学ぶ意味は、そうした点にもあるのではないか。

 羯南は「日本」に入社した正岡子規(松山市出身)の素質を見抜き、生涯支えたことでも知られる。

 日本の俳句・短歌の革新を成し遂げた子規だが、地元には一九四三年に発足した「松山子規会」(会員約三百五十人)という著名な組織がある。
「子規の父」ともいえる陸羯南の研究会が立ち上がることは、子規との関係においても意義があるのではないか。

 「名山名士を出(いだ)す…」。

 羯南が弘前に残した不朽の名作(詩)には故郷の若者を励ます思いがあるといわれる。
「願わくは一片の名、留めて千載の史にあらんことを」は羯南自作の漢詩「吾心」の中の一文。

二十代の青年羯南は、千年後に名を残したいとの志を表現していた。

 いま歳月を経て、ふるさとの人たちの手でその陸羯南に小さな灯がともる。

偉人の足跡をたどろうとする新たな歩みに期待したい。>

(東奥日報 10月10日 社説)
by kuga-katsunan | 2008-10-10 19:54 | ニュース
<< 弘前   陸羯南会  発足 弘前   陸羯南会(続報) >>




明治を代表する言論人・ジャーナリストである陸羯南の足跡を追う          昭和後期~平成におけるマスコミ界のご意見番・青木彰の弟子達による記録
by kuga-katsunan
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