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東京女子大学 丸山真男記念文庫

 丸山真男の蔵書は、東京女子大学の図書館に所蔵されている。

丸山の自宅が東京女子大学に近かった縁から、その蔵書と草稿等は丸山真男記念文庫として図書館に寄贈された。

 図書館の地下の所蔵庫の一角に、文庫が管理されているが、驚くべきは、その所蔵形態が丸山真男の家の本棚に並べられていた順番をまもっていることである。

 蔵書の並び方はその所有者の頭の中の整理の状況を現わしている、ということが、その本棚に入り込むと、あたかも丸山真男の頭の中に入り込んだ様な錯覚に陥る。
 
 試みに、陸羯南の関係の蔵書は、と探してみると、近衛篤磨の関係図書、谷干城の伝記、その近くに三宅雪嶺、福本日南、長谷川如是閑、そして徳富蘇峰の著作が並んでいる。

 父親の丸山幹治の著作も一緒に並んでいるかと思ったが、これらは少し離れたところにあり、丸山の兄弟たちの著作とともに、丸山家の人々の著作のたなの一群のなかにあった。

 陸羯南のオリジナルの著作を探したが、こちらは自らが関わった全集があるだけで、オリジナルの著作は見当たらない。

 実は現在公開されている文庫は全体の一部にすぎない。

「丸山眞男文庫が2005年4月から一部公開されています。今回公開されたのは、故丸山眞男氏から受贈した書籍約18,000冊のうち、約12,000冊です。全て開架に置かれ、自由に閲覧できます。」(東京女子大学  図書館)

 残りの約三分の一がまだ公開されていないのだ。
図書館は<丸山眞男文庫所蔵図書資料類の部分公開について>とする一文を掲げている。


「戦後日本の代表的知識人であった丸山眞男氏が遺された膨大な図書資料類や各種草稿資料類は、1998年9月に丸山家から東京女子大学に寄贈され、翌年春から同大学図書館の丸山眞男文庫室に収蔵されています。図書館では、このうち各種の草稿資料類に関する調査と整理を専門家に委嘱する一方で、氏が遺された図書資料類に関しては、なるべく早期に一般の利用に供することを目指して努力を重ねて参りました。その結果、本年4月8日より部分的な公開が可能となりましたので、お知らせ致します。

 上記の図書資料類に関しては、1999年春の搬入後、図書館員による整理作業が始まり、2001年春には受贈の記録として、仮目録『丸山眞男文庫寄贈図書資料目録』が作られて丸山家に届けられました。関係者にも配布されています。その後さらに丸山家から搬入された書籍類を加えた総計は、和漢書が約一万六千冊、洋書が約二千冊、和・洋雑誌がそれぞれ約千タイトル・百四十タイトルにのぼります。国立情報学研究所の「総合目録データベース」に準拠した目録情報が、図書館のコンピュータ内部に構築されています。

これらの図書資料類には、丸山氏の思想・学問の形成をうかがううえで不可欠の書籍類、氏の豊かな学殖をものがたる一般教養関係の良書、氏と親交のあった作家や学者の作品などが数多く含まれています。また政治学を中心とする社会科学や思想史に関わる内外基本文献の集積という点で、よく纏ったコレクションになっています。さらに近現代日本思想の諸潮流や各時期の主な争点などを概観する上でも有益です。戦後60年を迎えて日本国憲法や教育基本法の改正が問題にされている現在、改めて戦後精神の原点は何であったかを考える上で、戦後民主主義の旗手といわれた氏の蔵書からなるこの図書資料類は大きな意義をもっているといえましょう。

 これらの蔵書中には、丸山氏が書きこみや線引き、折りこみなどを行った書物や、論文執筆時に参照したことの明らかな本などが約五千部あります。これらは丸山研究にとって貴重な資料的価値をもっていますが、一般に公開するには、専門家による事前の十分な調査と手当てが必要です。長い年月の間には、どれが丸山氏自身によるものであるかが不明確になる惧れがあるからです。また貴重書については、原本の劣化を避けるためにデジタル資料による供用が考えられますが、その選定のためにも調査が必要です。さらに手沢本の目録作りが計画されており、そこには個々の図書に対する書きこみや傍線の頻度などに関する情報も付される予定です。以上のような諸事情から、丸山文庫の蔵書全体を公開するには、なおしばらくの時間が必要となります。この点について皆さまのご理解をお願いする次第です。」

 丸山真男は、本に書き込みをすることで有名であった。

彼がどのように思索をまとめていったかは、それ自体が知識社会学的にも非常に面白いテーマだが、やはり陸羯南の著作もまだこの公開されていない蔵書の中に埋もれているのだろうか。

たかぎ



 
by kuga-katsunan | 2008-01-27 21:20 | トピックス
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明治を代表する言論人・ジャーナリストである陸羯南の足跡を追う          昭和後期~平成におけるマスコミ界のご意見番・青木彰の弟子達による記録
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