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池辺三山コレクション 日本近代文学館

  海外にいるはまざき君から、池辺三山の資料はないか、との御用命で、日本近代文学館に向かった。

  ここには、昭和43年、三山の長男である、池辺一郎画伯から寄贈された池辺三山コレクションが所蔵されている。(事前の予約が必要)

http://www.bungakukan.or.jp/

  そのコレクションの内容については既に目録が刊行されており、大きく
1.原稿
2.書簡 1)池辺三山書簡
      2)池辺三山宛て書簡
      3)その他
3.自筆文書
4.筆墨・絵画
5.写真
6.図書
7.その他の資料

に大別される。

 その中で特別に20点ちかく、一回で閲覧させて頂いた。(通常は一回、10点まで、とのこと)

 面白かったのは、写真のなかに、宮崎寅蔵、即ち、滔天( 明治3年(1871)~大正11年(1922))と一緒に、上海でとった写真である。
 複写不可なので、御紹介できないのが残念だが
池辺三山を中心に、左に宮崎、右に高橋晶(高知)、後列に井深仲郷(福島)、宗方小太郎(熊本)の5人でうつっている。明治25年5月28日撮影と記されていた。
 池辺、宮崎以外は勉強不足でわからなかったのだが、帰宅してから調べると、宗方については若干わかった。
 宗方は、元治元(1864) 年生まれ,中国に渡ったのが明治17 年,以後,漢口の楽善堂の活動,海軍の情報収集活動に従事。日清戦争勃発以降,逮捕の網をくぐり抜けて生きのび,以後30 年近くも中国の情報収集を継続した。彼の資料は、国立国会図書館憲政資料室とそして彼の活躍の地、上海の歴史研究所に所蔵されている。(その経緯は、<昭和14 年頃に弟子の
波多が伝記編集の作業を進めるべく,宗方の遺族から多量の資料を借り受けて当時の彼の活動拠点である上海に持ち込んだものを,敗戦後日本に引き上げる際に上海当局に没収され,その後その資料が蘇州の古本屋に並んでいたのを,歴史研究所の関係者が購入して,そこの所蔵となって今に至っている。>上海歴史研究所所蔵宗方小太郎資料について:大里浩秋、に詳しい。)

 おそらく、この五人は、今後の日清関係をいかにしていけば良いか議論したのであろう。
裏には写真館の名前、上海 福州路16、H.UYENO、長崎 Japanと印刷されていた。

H.UYENOはひょっとして、と思い、上野彦馬を調べてみた。
天保9年8月27日(1838年10月15日) - 明治37年(1904年)5月22日)で、幕末から明治にかけて活躍した最初の写真家と言われている。長崎の蘭学者・上野俊之丞の次男として生まれた。有名な竜馬の写真も彼が撮ったと言われている。

http://www.sanno.ac.jp/hikoma/uh1.html

海外に支店(ウラジオストク、上海、香港)をもっていた、ということから、これはまさしく上野彦馬写真館の上海支店で撮られたものであろう。

 余談ばかりになったが、文学館に所蔵されている、池辺の資料は、基礎的なものであり、その日記がまず公刊されたように書簡、他も書籍になることが期待される。書簡の中には、鳥居素川との交換書簡もあり、鳥居の側の資料としても非常に重要と思われる。

たかぎ



 
by kuga-katsunan | 2007-11-18 21:24 | 研究
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明治を代表する言論人・ジャーナリストである陸羯南の足跡を追う          昭和後期~平成におけるマスコミ界のご意見番・青木彰の弟子達による記録
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