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新聞日本と囲碁① 下手の横好き

新聞日本と囲碁について語るにはやはり陸羯南の碁好きに触れておく必要があるだろう。

明治維新後の名士といわれた人々の逸話を集めた「茶話」という本によれば、陸羯南はたいそうな碁好きで司法省法学校時代から打っていたという。ただしょっちゅう打っている割にはまったく上達せず、漢詩人の国分青厓には井目(9子)置いて100目以上負けるそうだ。
これは「相当弱い」を通り越して初心者からまったく抜け出てない状況だ。

自分はアマチュア4段の免状を持っている(今はまったく錆付いてしまったが)。学生免状という裏技で真価は怪しいものだが、それでも学生時代は新宿の碁会所で県代表クラスに3~4子で打っていた。
俗に1子10目と言われる。井目なら90目のハンディだ。そのうえ100目勝つのはたとえ相手が初心者でも大変なことだ。初心者相手では4段も6段も同じ。むしろ強豪といわれる碁打ちのほうが指導碁では筋の悪い手を打たないのでそんな大勝ちすることはない。陸羯南がいかに弱かったかがわかる。

さらに面白いのはその先だ。
同書によると国分青厓は仲間内では同じ漢詩人の桂胡村にはかなわないもののそこそこの打ち手であったらしい。その青厓が胡村を打っていると羯南が頼みもしないのに助言してくるとのこと。
助言というより横から単に口出ししているという感じか。
「岡目八目」は囲碁から出た言葉で、観戦していると8目も得する手も見えてくる。つまり当事者より横にいる人間のほうがいい手が見えるという意味。羯南も横で見ているといい手が見えてくる自分に酔っていたのだろうか。それとも生来の口出し癖であったのか。

海外から帰国した福本日南が羯南と打つと少しも上達していないので「君はもう碁は止めたら」というと、「碁は止めてもいいが、助言は止めぬ」といったとか。
やはり人の所業に一言口出ししたくなるのは羯南の性分であったらしい。

つかもと
by kuga-katsunan | 2007-08-26 21:42 | 研究
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明治を代表する言論人・ジャーナリストである陸羯南の足跡を追う          昭和後期~平成におけるマスコミ界のご意見番・青木彰の弟子達による記録
by kuga-katsunan
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