てらだ様
仰るとおり古今東西、それにつけても金が仇の世の中ですね。
全集10巻にある羯南についての回想・追憶の中にも池辺三山が死の
床の羯南を見舞った際に、<しみじみと、金が欲しいよ>と言い出した
部分は胸が痛みます。
職業柄、新聞日本の資金調達、経営体質などが気にはなりますが、
オーナー系企業の場合オーナーの経営手腕が大きく影響を与えます。
どうやら日本の金庫番は、羯南の同郷の赤石定蔵だったようですが、
このあたりは貴兄、きしだ君と調べてみたいですね。
羯南は青森新聞の編集長、北海道紋別製糖所、政府文書局を経て、
東京電報、日本の新聞経営に乗り出したのですが、やはり彼の
目的は、企業としての新聞社の隆盛ではなく、新聞を通して、
何を訴え、何を成し遂げるか、だったようです。
いずれにしても数少ない資料の中で一つずつ探っていきましょう
たかぎ