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<羯南と古島一雄>(86) 私立大学評判記(その75)

 今回も「私立大学評判記(十四)慶応義塾寄宿舎」が続く。
 古島一雄は寄宿舎の様子を次のように述べる。

 「掲示場に於いて最も人の目を惹くものは其掲示の文なり。仮令ば『静粛にすべし』と言はずして『静粛を保ち処』と云ふが如く凡て命令的文字を用いずして一に其公共心に訴えんと欲するが如き其用意の太だ周到なるを見る」

 このように古島は上から一方的、強制的にやらせるのではなく、「公共心」を引き出そうとするところを評価する。
 次に、大食堂が自治制度の下で運営されていることを寄宿舎の特色だと述べ、そして消費組合の存在を以下のように関心を寄せる。

 「甚だしきは其筆墨紙、シャツ、靴下の類を売る西洋小物屋的の一小店が消費組合と号せられて寄宿舎の一部に在り。而して此組合が一株五十銭廿五銭の払込より成り、株は其売買を許さるるが如き、稍々滑稽の観あれども同舎の生徒は却て之を以って多大の成功と誇れるが如き偶ま以って三田風の飽くまで三田風なるやを見るに足るべし。」

 上述のように、当時、既に学校生活に必要な物品を販売する売店が寄宿舎内に設置され、消費組合として存在していたことがわかる。これは他の学校にはなかったようで、「三田風」と言うように慶応の特色であった。 
 古島は最後に結論として、次のようにまとめている。

 「之を要するに慶応義塾の寄宿舎は私立学校中多く其此を見ざるるものにして其設備は最も完全なものと云うべく其制度は最も発達したりと云うを得べく、義塾夫れ自身に於いても『慶応義塾より奇食者を取去れば慶応義塾は全然ゼロにして独立自尊の光輝を発揚すべき唯一の武器を失えるものなりと』云えるが如く其自任の大なるを見るべし」

 このように学校における寄宿舎の存在意味の重要性が指摘されている。すでに「慶応義塾の寄宿舎は慶応義塾其物である」との記述も紹介したように、寄宿舎こそが学風の醸成につながり、しいては学校存在のポイントとなる。実はこれは現代でも言えることである。
 古島は寄宿舎の存在という学校の本質を見抜いていた。

 いしがみ
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by kuga-katsunan | 2015-06-26 09:26 | その他 | Comments(0)
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