***23日故宮(大雨のため景山には行かず)***
たかぎ主筆と私は天安門(故宮の南側)から故宮に向かった。
故宮(古い宮殿の意)は、かつて紫禁城と呼ばれた。紫禁城とは、天帝が住んでいる星(北極星)を紫微星ということから紫宮と呼び、禁城(庶民が出入りできない城)との2語を掛け合わせたものだという。
1406年に建設を開始、1421年に明の永楽帝が南京から北京へ遷都した。その後1644年に清に引き継がれた(現在の建物は清朝時代のもの)。北京の故宮(博物院)には93万点(この他台北の故宮博物院に64万点)の宝物がある。
故宮は、乾清門を境に、外朝(オフィシャルスペース)と内廷(皇帝一家のプライベートスペース)に分けられる。72万㎡の敷地に15万㎡の建物、周囲には幅52mの筒子河(とうこが)という濠、高さ10m城壁に囲まれている。
羯南が故宮をどのように詳しく観たかは不明だが、1933年からの中華民国政府による宝物の南方への疎開前なので、豪華な宝物を十分堪能できたのではないだろうか?
下写真(上)
外朝入口の午門、両側は修理中であった。
下写真(中)
北東角の楼閣(遠く北西角の楼閣)を望む。
下写真(下)
羯南が行けなかった景山(故宮北側)から故宮を望む。
しぶさわ