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<羯南と古島一雄>(65) 私立大学評判記(その54)

 今回は「私立大学評判記(十九)慶応義塾大学部(四)」の後半である。
 前回の最後に古島一雄が以下のように語っていた。

 「吾人は慶応義塾が実業界に於いて人材を供給せし偉功を認むると共に其の理財科を見る。特に注意を要するものあるを認む」

 そこから「試みに其の課程表を取って之を早稲田大学に対照せん乎」として、次のように、慶応義塾大学部と早稲田大学の課程表、すなわち週あたりの授業時間を比較する。(これは、当時の大学課程が3年間であり、それを合計した数字のようだ。)

 ○理財科
           慶応義塾       早稲田
 経済原理       三時間(随意)    九時間
 経済史        四時間        二時間
 経済学史       三時間        二時間
 財政         四時間        五時間
 応用経済       九時間        六時間
 統計         一時間        二時間
 公法                    九時間
 私法         二十七時間      十時間
 英語         三時間        六時間
 独仏支那語      六時間(支那語なし)十五時間
  計        六十時間      六十六時間
 ○政治科       
           慶応義塾       早稲田
 政治学憲法+             
 行政国際法     十二時間      十九時間
 政治史外交史      二時間       八時間
 経済財政       三十時間      十一時間
 私法         廿三時間       七時間
 独仏語         六時間      十五時間

 以上から、古島は次のように分析している。

 「先ず其理財科に見よ。早稲田が経済原理に九時間を費やすにも拘わらず慶応義塾は三時間として而も之を随意となせるが如き。早稲田が公法に九時間を費やして慶応義塾は一切之を省けるが如き。早稲田が私法に費やす時間は僅かに十時間に過ぎざるに慶応義塾は二十七時間の多きを費やせるが如き。早稲田の応用は六時間なるに慶応義塾は九時間を費やせるが如き」

 そして、以下のように慶応と早稲田のそれぞれのカリキュラムの特徴をまとめている。

 「慶応義塾が重きを置く処と早稲田が力を用ゆる処と各々其の趣を異にするを見るべし、殊に其の政治科の如き早稲田は重きを公法政治史に置き、慶応義塾は重きを経済私法に置くが如き」

 そして、このカリキュラムが卒業後の進路につながっているのであった。

 「其の人材養成の目的が全く其の方向を異にせるを見るべきにあらずや。慶応義塾は曰く文明的の紳士を作らんと。故に其の門下の民間実業家たるもの多し。早稲田は曰く立憲治下の良民を作らんと。故に其の門下の議員若しくは新聞記者たるもの多し。一は実務の人となり、一は評論の人となる。其の淵源する所を尋ねて其の帰する所を見れば豈に多少の興味なからんや」

 すでに明治36年当時には、慶応と早稲田のそれぞれの特色が確立していた。そして、その伝統は現在にも引き継がれているのである。

 いしがみ
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by kuga-katsunan | 2013-05-25 10:24 | その他 | Comments(0)
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