あっという間の年末だが、今年は弘前の羯南会の舘田会長様と、私達羯南研究会で北京、天津、山海関に羯南の足取りをたどった。
東奥日報さんに紀行を掲載していただいたが、紙面の関係で縮刷バージョンとなった。
オリジナルをここに再度掲載させていただく。
「筑波大学時代の恩師青木彰先生と作家の司馬遼太郎氏が二人で取り組んでいた、弘前出身の明治時代の新聞人、陸羯南の研究を引き継いで、青木先生の教え子を中心に陸羯南研究会を行っている。
羯南に関連する資料の収集、整理に加えて、羯南の足取りをたどる「羯南をゆく」の旅も仕事の合間をぬって出かけている。
羯南は、故郷弘前を出てから、国内だけでも仙台、東京、北海道、鎌倉、富士山、京都とあちこちを動いている。
彼は、こうした国内各地のみならず、二度海外にも出ている。
一度目は、明治三十四年の七月から八月にかけて中国朝鮮へ、そして二度目はその二年後明治三十六年の六月から翌年の二月までの世界一周の旅である。」(続く)
たかぎ