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<羯南と古島一雄>(51) 私立大学評判記(その40)

 前回に引き続き「(十四)慶応義塾の沿革(中)」である。
 古島一雄は、福沢諭吉が“演説”を教育する施設として演説館を建設したことについて、彼の文章を引用し、次のように紹介している。

 「明治八年春本塾邸内に始て演説館なるものを新築して演説討論演習の用に供したり。但し其趣意は演説を以て直に聴衆を益するの目的に非ず。唯此所に公衆を集め又は内の生徒を会して公然所思を演ぶるの法に慣れ以て他日の用に供せんとする者にして演説討論を稽古する場所なり」

 自由民権運動が高揚する前に、演説館が建築されていたのであった。
 そして、福沢のこの姿勢に対して、古島は以下のように高く評価する。

 「今よりして之を見れば其建築は粗末なる一個の木造にして外観の見るべきものなしと雖も福沢氏が慧眼早く之に着目し直に之を実行したりしに至ては君が如何に文明開化主義の伝播に全力を灌ぎたるやを見るべく又以て君が勇往邁進其所信を貫かんとする意気の量を見るべきなり」

 当初の演説館は“粗末”なものだったようだ。しかし、ここから犬養木堂(毅)の「匕首直に敵の咽喉に迫まらんとする痛快なる弁舌」、尾崎学堂(行雄)の「論理透徹、法度森厳なる雄弁」、井角(井上角五郎)の「長広舌」が生まれたのだという。
 演説は、自由民権運動の、また「立憲制度の機関」の手段として必需品であった。

 今、福沢のような「勇往邁進其所信を貫かんとする意気の量」をもった教育者はいるのだろうか。

 現在の日本には、教育ばかりでなく政治にも経済にも閉塞感が漂う。加えて昨年3月11日には東日本大震災にも見舞われた。まったく“この国のかたち”の先が見えず、はがゆいような焦燥感を感じているのは私だけではないだろう。

 しかし、先日の2月18日に東京の日比谷公会堂で「3.11後の『この国のかたち』」と題した第16回菜の花忌シンポジウムを聞いて目の前の霧が晴れるようになった。シンポジストとして、ノンフィクション作家の佐野眞一氏、学習院大学教授の赤坂憲雄氏、作家の高橋克彦氏、玄侑宗久氏が登場された。

 各人、震災の実体験を踏まえ、その復興活動をされてきた発言が聴衆の心を震わせた。「この国のかたち」の新たな提言がちりばめられ、現在が時代の転換期にあることを感じさせるものであった。
ちなみにこのシンポジウムの様子は、3月31日にNHKのEテレで放送される予定である。

 いしがみ
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by kuga-katsunan | 2012-02-28 10:21 | その他 | Comments(0)
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明治を代表する言論人・ジャーナリストである陸羯南の足跡を追う          昭和後期~平成におけるマスコミ界のご意見番・青木彰の弟子達による記録
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