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<羯南と古島一雄>(24) 私立大学評判記(その17)

 今回は「(五)私学と官学」の4回目、古島一雄の歯がゆさが込められた私立大学擁護論を紹介しよう。
 まず、彼は、次のように述べる。

 「私学に貴ぶ的のものは、其独立なるに在り、其自由なるに在り。」

 この言葉が、古島の私学に対する“思い”をすべて集約しているように思う。そして、各大学の特徴を以下のごとく一言でまとめて行く。

 「慶応義塾は、独立自尊宗を以て其御題目とし、早稲田大学は、学問の独立を以て其標榜とす。明治大学も、学問の独立は私学の天職なりと絶叫して起り、法学院大学(現在の中央大学)は、人物の養成は国家の急なりと喝破して成る。日本大学も、国民的思想を養はんと唱へ、法政大学も、人材の薫陶を主とせんと説き、凡そ新たに成る私立大学、一として独立自由を言わざるはなし。」

 私学の良さは「独立」と「自由」にある。だからそれを当然、教育に活かすべきだという彼の情熱がひしひしと伝わってくるようだ。それは、彼にとっての私学の理想論であるとも言えるだろう。しかし一方、次の現実に“歯がゆい”思いをしているのである。

 「然るに、彼等大学なるものの広告若くは引札を見よ。曰く、我校には何々の特典あり、曰く我校には何々の資格あり、と、汲々焉として其の知られざることを是れ恐る。」

 私学は学生募集に困窮しており、そのために自分の大学にはどんな特典があるのか、またどんな資格が取得できるのか、そのメリットとなるところを全面に押し出し、広報活動を展開しているのである。
 そうした大学の苦心の様子を日本大学の例を挙げ、以下のように紹介している。

 「殊に日本大学の規則書の如き、其担任講師の名を掲ぐるに当りて、故らに某の講師は高等文官の試験委員なり、某の講師は判検事の試験委員なり、曰く某々は弁護士の試験委員なり、曰く、某々は何々の委員なりと云ふに至りては、其心事の存する略々見るべきにあらずや。」

 日大は、国家試験対策の予備校のようにその試験委員を教員として並べているという。(そういえば、現在でも私立大学の法科大学院や会計大学院も似たようなものを見る。)
 
 「吾人は、私立の学校経済が官学と其事情を異にする所以を知らざるにあらず、而して其経営上学生の吸収策を講ずるの必要事件たるを解せざるに非ずと雖も、此の如くして学問を教え、而して尚且つ其独立を保たんと欲するに至っては、吾人疑ひなき能はざるなり。」

 そして、最後に、上記のごとく吐露する。
 古島としては、私学経営の窮状は理解している、しかし、国家試験対策のための教育をしてまで独立を保とうとする姿勢には納得がいかないのである。

 いしがみ
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by kuga-katsunan | 2010-02-27 17:09 | その他 | Comments(0)
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